このブログを始めたとき、まずこのことについて書こうとしたのですがうまくまとまらずに今まで来てしまいました。今日、あるニュースを見たことをきっかけに考えがまとまったので書こうと思います^^
私がアニメーションを創ろうと決めたのは、子どもが産まれた五年ほど前です。それまでは実写映画を撮りたいと考えていました。
高校のころ、もののけ姫を見ているときにアニメーションでこんな映画を創れたら本当にいいだろうな、とおぼろげに考えましたが、その膨大な労力を考えると到底達成出来ないことと捉えていました。
しかし、映像を学ぶ学校に入り、旦那さんと出会ってから、宮崎駿さんについていろいろ知りました。
それまでは子供のころから当り前のようにジブリアニメーションを見ていたので、宮崎駿さんについて特に意識したことはありませんでした。ですが彼の仕事や思想を知れば知るほど、自分が沢山の影響を受けそして支えられていたことがわかったのです。
駿さんの言っていたことに、「子供達には、本当に大変な時代に産まれてきたけれど、それでも子ども達が産まれてきたことを祝福するようなアニメーションを制作したい」というようなことがありました。まさに私はそのアニメーションに心から励まされた子どもでした。
恐らく、駿さん(だけではないことはもちろん)のアニメーションがなければもっと心は荒んでいたのでは、と思います。
今思い出す限りの心から楽しかったアニメーションが、駿さんたちの制作したものだったと知ったのは最近ですが、どこかでやさしさや思いやりといった愛を信じてこれたのは駿さんたちの仕事のおかげでした。
そういうわけで、実際に自分の子どもを腕に抱いたとき、この子にそして子ども達に生きる励みになるような何かを残したいと思いました。そして、世界をぎゅっと作りこめるアニメーションを制作していこうと決めました。
どこまで出来るかはわかりませんが、少しでも多くの子ども達が笑顔になるように、沢山の家族が幸せになるように、活動を続けたいと思っています。
ちなみに、冒頭に書いたあるニュースとは、宮崎駿さんがトトロのイメージとなった森を保全するために所沢市と東村山市に対して申請書を提出したというものです。
森のある土地を住宅にする計画が進行しているようで、その土地を買い取るという形で子供達に自然を残そうとしているということでした。今や環境破壊はほぼ手のほどこしようがないところまで来ています。
ちょうど今GreeのUbuntuコミュニティでも、環境について白熱した議論がなされていて、どうしたものかと考えていたときにこのニュースを見ました。
ニュースのインタビューで、「こういった地味な活動を続けるしかないですね」といつもの苦笑いでコメントしていた駿さんをの言葉に感動しました。状況だけ見るとどこも将来は明るくは見えませんが、それでも地道な活動を続けるしかないと思います。
今日見たニュースは困り果てかけた私を原点にたちかえらせてくれるものでした。
頑張ります。そして頑張りましょう。
追記 07/06/20 AM1:30
駿さんのニュースソースを見つけました。
「トトロの森」、対岸に開発計画
上の記事は夕方のNHKニュースで得た情報から書いているのでいろいろ違うところがあると思うので正確にはこちらを参照してください。
2007年6月19日
なぜアニメーションを創っていこうと決めたのか
ラベル: environmental problem, global issue, 環境, 宮崎駿, 雑感, 創作, 日常, 平和
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